テナント入居中のビル空調工事を効率化|火気を使わないRLSの冷媒配管施工 

テナントが入居したまま行うビル空調の改修工事では、冷媒配管の接続方法が工程計画に影響します。ろう付けは、冷媒配管で広く用いられている施工方法の一つですが、現場によっては火気使用に関する申請や安全対策、ガスボンベの搬入、作業時間の調整などが必要になります。 

特に、オフィスビルやホテル、病院、データセンター、商業施設などでは、営業や施設運営を継続しながら工事を進めるケースがあります。こうした現場では、施工品質だけでなく、建物の利用者や施設運営への影響を考慮して接続方法を選定することが重要です。 

火気を使用しないプレス式継手は、そのような現場で効果を発揮する施工方法の一つです。RLSプレス継手は、専用ツールによるプレスで冷媒配管を接続するため、ろう付けを必要としません。 

本記事では、テナント入居中のビル空調工事で考慮すべき工程上の条件と、RLSプレス継手による火無し施工の特徴について解説します。 

テナント入居中のビル空調工事で考慮すべきこと 

火気を使用する冷媒配管施工では、消防法に基づく安全管理のもと、工事内容や施設の運用ルールに応じて、火気使用に関する申請や安全対策が必要となる場合があります。 

また、施工フロアへのガスボンベの搬入や火気監視、施工時間帯の調整など、配管接続以外の工程も考慮する必要があります。多層階のビルでは、施工するフロアや時間帯に応じて、工程や安全管理の方法が異なる場合もあります。 

こうした調整が必要となりやすい施設には、次のような例があります。 

  • オフィスビル:テナントの業務への影響を抑えるため、施工時間や作業エリアの調整が必要になる場合があります。 
  • ホテル:営業を継続しながら施工する場合、客室や共用部の利用状況を考慮した工程計画が求められます。 
  • 病院:医療設備や利用者への影響を考慮し、安全管理を徹底しながら施工する必要があります。 
  • 商業施設:営業時間や来館者の動線に配慮し、作業時間や施工範囲を調整する必要があります。 

VRFが採用される建物では、多数の冷媒配管接続が必要になることがあります。そのため、接続作業そのものに加えて、フロアごとの安全管理や工程調整も施工計画を大きく左右します。 

火気を使用しないプレス式継手(火無し継手)という選択肢 

プレス式継手は、火気を使用せず、プレスツールを使って配管と継手を接続します。RLSプレス継手も、この施工方法を採用しています。 

プレスツールによる圧着によって、金属同士の圧着とHNBR素材のOリングによるシールが同時に形成され、1カ所あたり10秒未満で接続施工が完了します。 

短時間の施工トレーニングを受けることで、専用ツールを使った施工方法を習得できる点も特徴です。施工者の技能に依存しにくく、施工の品質を一定に保ちやすくなります。 

項目 ろう付け RLSプレス継手 
接続方法 ろう材を加熱、流し込むことにより接合 継手を専用プレスツールで圧着 
1カ所あたりの施工時間 施工条件や作業内容によって異なる 10秒未満 
施工技能 ろう付け技能の習得が必要 短時間の施工トレーニングで習得可能 
使用機材 バーナー、ガスボンベ、窒素など 専用プレスツール 
施工確認 外観などにより確認 ツールによる確認が可能 

どちらの施工方法にも特性があり、適切な施工管理が欠かせません。火気の使用に制約がある現場や、施工時間が限られる現場では、プレス式継手が有効な選択肢となります。  

多層階のVRF工事における工程の違い 

例えば、テナントが入居している10階建てのオフィスビルで、既設のVRFを更新するケースを想定します。 

ろう付けを行う場合は、現場の運用ルールに応じて、火気使用に関する申請や安全対策、施工者と火気監視担当者の手配、機材の搬入、作業時間帯の調整などを行います。 

一方、RLSプレス継手を採用する場合は、専用ツールによる圧着作業となり火気を使用しないため、火気作業に伴う準備や管理を省略することができます。 

工程 ろう付け RLSプレス継手 
火気使用に関する対応 必要 不要 
火気監視員 必要 不要 
作業時間 夜間・営業時間外となる場合がある 通常の作業時間帯で施工しやすい 

多層階の工事では、この違いがフロアごとに積み重なります。接続時間だけでなく、火気使用に伴う準備や工程調整の有無も、工期や施工計画を検討するうえで重要な要素です。 

ビル空調工事における施工方法の選定 

冷媒配管の接続方法は、施工品質だけでなく、建物の用途や利用状況、作業時間、安全管理体制などを踏まえて選定する必要があります。 

新築工事や十分な作業スペースを確保できる現場では、ろう付けが適したケースもあります。一方、テナント入居中の改修工事、夜間作業を抑えたい現場、天井裏などの狭小空間、火気の使用に制約がある施設では、火無し施工を検討する意義があります。 

RLSプレス継手は、世界20か国以上で2,000万件を超える施工実績を有し、15年限定保証を提供しています。ビル空調工事における冷媒配管の施工方法を検討する際の選択肢の一つです。 

まとめ 

テナント入居中のビル空調工事では、冷媒配管の接続方法によって、安全管理や施工時間、工程調整の内容が異なります。 

火気を使用しないプレス式継手は、火気使用に関する対応を抑えながら施工を進められるため、多層階のVRF工事や施設を稼働させながら行う改修工事に適しています。 

RLSプレス継手には、次のような特徴があります。 

  • ろう付けを必要としない火無し施工 
  • 1カ所あたり10秒未満で接続 
  • 短時間の施工トレーニングで習得可能 
  • 専用ツールによる施工確認が可能 
  • 天井裏などの狭小空間でも施工しやすい 

施工方法を選定する際は、それぞれの特性を理解し、建物の用途や施工条件に合わせて検討することが重要です。 

RLSプレス継手をご検討中の方へ 

ビル空調工事において、火無し施工をご検討の方は、RLSプレス継手の製品情報もぜひご覧ください。 

また、RLSプレス継手をご使用いただいているお客様は、施工事例や現場での活用事例をぜひSNSでご紹介ください。皆さまの投稿をお待ちしています。 

プレス継手の詳細については、RLS Japanまでお気軽にお問い合わせください。

参考資料


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